先日、昆虫セミナーの野外観察会で穴の空いたドングリを見つけました。カッターナイフで切り開いてみると、なんと中から越冬中のヒゲジロハサミムシが出てきました。木の実を家にして冬の厳しい寒さをしのいでいるんですね。
ところでハサミムシの腹部にあるハサミは何のためにあるのだろうか?ハサミムシなのだから、ハサミがあって当たり前だよ!! ではなく、なんでか考えることが面白いのである。敵から身を守るため?餌を捕獲するため?雄間競争(メスの奪い合い)?
また、ハサミムシの最も面白い特徴が母親の子育てです。母親は産み付けた卵や孵化した幼虫に餌を与え、また幼虫の体のグルーミング(毛づくろい)や巣も綺麗にお掃除する頑張り屋さんです。
オスは何をしてるかって?
家事は手伝わず、新たなお嫁さんを探しに旅に出るんだとさ。
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