毎週日曜日に開催している西宮での昆虫セミナーで、今日はカマキリ先生が幼少期に良く遊んだ菊谷公園で越冬昆虫を探していたところ、木の幹の陰に隠れている「クモ」「ダンゴムシ」「ナメクジ」「ゴミムシの幼虫」を発見しました!!みんな冬の厳しい寒さから身を守るために、隠れているんのだね。

それも束の間、一人のお母様から「先生!穴の中に何かいます!!」という声があがりました。
枝で掘り出してみると、なんとスズメバチの女王蜂でした!、土の斜面に大きな穴が空いていて、その穴の中で仮死状態で越冬していました。実は、女王蜂は成虫で冬を越して、春になると巣作りを開始します。また、木の幹の間でも発見することができ、合計2匹のスズメバチの女王を発見することができました♪

セミナーで野外昆虫観察会をすると、毎回色々な発見があって私も驚かされるばかりです。本で知識を得ることも大切ですが、野外で実際に観察することが一番の教科書です。子供たちも今日の発見は一生忘れないでしょう。

投稿者プロフィール

渡部宏
渡部宏
通称カマキリ先生。子供からシニアの方までが、昆虫や自然を通じて生活や教育に役立て、生きる力を身につけるきっかけを作れるようなセンターを目指していこうと思っております。