このオオカマキリのメスは、いったいどんな思いで産卵しているのかな?

出会えるはずもない次世代の子供に魂を込めているのか?

もしかしたら、そこに思いはないかもしれない。

200匹の中から生き残ったという証がきちんと次の世代に受け継がれていく。

それで良いのかな、、 

でも、これだけは言える。お母さんは命がけで産卵している。なぜなら、こうしている間も敵に襲われるかもしれないんだから。

親には感謝だね。

●マメ知識
だんだん寒くなり、変温動物である昆虫が活発に活動するには不適な季節になってきました。多くの昆虫たちは、厳しい冬を乗り越えるために、様々な形で越冬します。カマキリの寿命は、半年ほどで卵で越冬します。卵は卵鞘という断熱性のあるスポンジのようなもので守られており、ゴキブリも同様です。実は、カマキリとゴキブリは近縁で、おそらくカマキリの先祖はゴキブリの様な形だったと考えられます。オオカマキリの卵は、暖房のきいた部屋に置いておくと冬の間に季節を誤って孵化してしまうので、冬の間は外に置いておきましょう。目立つような所に置いておくと、鳥などに食べられてしまいますので目立たないところに置いてあげてください。来春5月頃に体長1cmの幼虫が200頭ほど一斉に孵化します。

投稿者プロフィール

渡部宏
渡部宏
通称カマキリ先生。子供からシニアの方までが、昆虫や自然を通じて生活や教育に役立て、生きる力を身につけるきっかけを作れるようなセンターを目指していこうと思っております。