昆虫図鑑には、「ハラビロカマキリは樹上性」と書いてありますが、それは成虫の時の話です。幼虫の時期はセイタカアワダチソウやマツヨイグサなどの比較的背の高い雑草を好みます。また、公園内の園芸植物のお花付近で餌となる昆虫(ハエ・アブ・チョウ)を待ち伏せしています。そのため、むやみやたらに草むらを探してもハラビロカマキリと出会うのは難しいでしょう。

ポイント:①比較的背丈の高い植物(例:セイタカアワダチソウ・マツヨイグサ)
     ②公園内の花が咲いているところ
     ③人の目線の高さらへんを探してみる
     ④日当たりの良い場所

※ハラビロカマキリの幼虫は、腹部の先端が頭側に湾曲している可愛いカマキリです。箕面市内でも先日「芦原公園」と「唐池公園」で合計4匹のハラビロカマキリを見つけました。何気なく遊んでいる近くの公園でハラビロカマキリは、隠れてそっとみんなが遊んでいるのを見ているのですよ!

投稿者プロフィール

渡部宏
渡部宏
通称カマキリ先生。子供からシニアの方までが、昆虫や自然を通じて生活や教育に役立て、生きる力を身につけるきっかけを作れるようなセンターを目指していこうと思っております。