今回の課外授業ではカマキリを中心にした、なないろ公園の生物多様性や食物連鎖について考えてもらいました。秋の課外授業では、なないろ公園周辺で多くのカマキリや他の昆虫、クモや鳥など様々な生き物を見つけることが出来ました。カマキリを見つけて、嬉しい!楽しい♪で終わるのではなく、多くのカマキリが生活しているということは、カマキリの住処である植物や餌となる昆虫が豊富に存在し、またそれらを食べるクモや鳥などの天敵の存在もある生物多様性が維持された大切な場所であることを考えてもらいました。

今回はその思いを学生たちにイラスト作成してもらい、メッセージ性のある個性豊かな作品がたくさんできあがりました。同じ内容の課外授業を受けた子供達でも個々での感じ方や表現の仕方が異なり、私の想像を超えた子供たちの発想力に驚きながらイラストを拝見させていただきました。イラスト選考で選ばれた作品は、なないろ公園の看板や凸凹新聞に掲載されますので、皆さんお楽しみに♪

今回の課外授業を通じて本から学ぶだけでなく、実際に触ったり観察したり、先生の話を聞くことで、子供たちが自然から何かを感じ取って、疑問を持ったり考えれるようになり、自然科学に興味をもつきっかけになってほしいです。また、今回の体験から身近にある自然や生き物を大切に思ってくれることを願っています。

投稿者プロフィール

渡部宏
渡部宏
通称カマキリ先生。子供からシニアの方までが、昆虫や自然を通じて生活や教育に役立て、生きる力を身につけるきっかけを作れるようなセンターを目指していこうと思っております。