10月11日に箕面市立中小学校で「箕面カマキリマップを作ろう♪」を開催しました

●内容:①カマキリを触ってみる ②カマキリの種類の見分け方やカマキリの探し方などクイズを出しながら楽しく学ぶ ③校庭に出てカマキリ探し ④結果報告会と結果から分かったことを皆で話し合う
●結果:チョウセンカマキリ4頭 ハラビロカマキリ1頭
●考察:なぜ中小の校庭にはこんなにたくさんのカマキリが生息しているかを皆で話し合いました。子供たちの意見をまとめると「校庭の外周に雑草がたくさんあり、餌となる他の昆虫も豊富に存在するから」でした。
●感想:多くの子供たちの感想は、「普段遊んでいる校庭にこんなにたくさんのカマキリが生息している」ことに驚いたというものでした。

●カマキリ先生の思い:自然の減少と昆虫離れが進んでいる中で、子供たちがこのような特別プログラムを通じて自然に興味をもつきっかけになれば良いなという思いで本企画を今年から始めました。私が幼少の頃は空き地に草が年中生い茂り、カマキリが住める環境が整っていました。しかし、現在私の家の周辺の空き地は全て家が立ち並び、カマキリを見かけることがなくなりました。もし、私が今の時代に幼少期を過ごしていたら、カマキリと出会わず将来カマキリ博士になる!という夢を見つけられなかったかもしれません。私は今後、無限の可能性のある子供たちのために、様々なイベント講演を通じて、そうした選択肢や可能性を自分で見つけるきっかけ作りをしていきたいと思います。

箕面カマキリマップを作ろうは、「公益信託箕面山麓保全ファンド」の助成金で、箕面にどんな種類のカマキリがどれくらい存在しているかを、子供たちと一緒に調査しています。すでに、箕面市内の小学校や公園で調査を開始しています。カマキリは、昆虫の生態系の頂点付近に存在します。そのため、カマキリは他の昆虫が豊富に存在しないと生きていけません。そこで、生物多様性の指標としてカマキリを調査し、箕面の自然の豊かさを再認識し、箕面里山に興味を持つきっかけ作りになればと思っております。実施ご希望のある方や興味のある方はご連絡下さい。✉:info@isrc.sub.jp URL:http://isrc.sub.jp

投稿者プロフィール

渡部宏
渡部宏
通称カマキリ先生。子供からシニアの方までが、昆虫や自然を通じて生活や教育に役立て、生きる力を身につけるきっかけを作れるようなセンターを目指していこうと思っております。