先週のカマキリ先生の昆虫セミナーのテーマはカマキリの研究と題して、「カマキリの防衛戦略」について皆で話し合いました。
自分は今カマキリだと思ってください。もし、目の前に自分より大きな天敵であるトカゲが現れたら君はどうする? こんな質問を投げかけました。すると、子供たちの意見が一同「死んだふり」でした。それも、生き延びるための一つの選択です。
実際、カマキリは若齢期の体が小さい時は、天敵に出会うと威嚇をしても無駄なので死んだふりをします。体をうつ伏せの状態にして葉に体をくっつけ身を隠します。これは自身の影が葉に映らないようにする「カウンターシェーディング」という効果もあります。鳥は、獲物の影から餌を識別することが出来るので、影を隠すこともカマキリにとって重要なんです。
お話の後、より一層理解を深めてもらうために、カマキリの死んだふり工作を皆で作りました。脚の角度などを調節しながら独自のしんだふりカマキリを作っていました。
今週は、17日が大泉緑地公園、18日が千里北公園で野外昆虫観察会を実施します。日増しに春の陽気を感じられるようになり、アリや冬越ししたテントウムシが活動を始めています。今週はどんな昆虫と出会えるか楽しみです♪
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