クロアゲハだろうか。蛹は動くことができないので、無防備のように見える。
積極的擬態をして、周りの溶け込む。
そうして、場所もできるだけ見つからないところに蛹になる。
幼虫時代をできるだけ、大きくなり、冬を乗り越える体力をつけたいところ。
夏に生まれたものは、冬を乗り越える生き方をしている。
春に生まれたものとは、生き方がずいぶん異なる。

春に生まれた方がよかったのか
夏に生まれた方がよかったのか
一見、形は同じであるが 環境がまるで異なる
幼虫になる温度と日長で使い分けているのだろう
それにしても 環境の違いが大きい

投稿者プロフィール

久留飛克明
久留飛克明昆虫科学教育館 館長
積極的に小学校やフィールドにおける昆虫教室などの活動に取り組み、ラジオ番組のほか、テレビ番組をはじめとするメディアでも活躍している。