雨上がりの花の上をイチモンジセセリが吸蜜に訪れている。チョウの仲間を鱗翅目と言って、翅に鱗粉があり、その色が翅の色になっている。
その鱗粉は、雨をはじく役目をしている。また、その鱗粉の色だけでなくその鱗粉の形と並び方によって構造色と呼ばれる美しいを色を見せてくれている。このように昼間に活動する昆虫たちは、多様な色を使うことによってお互いに合図したり、体温の調節をしたりしていると言われる。

地味な色もええもんや
天敵から隠れる時には 好都合や
どちらにしても セセリチョウの形からは はずられん
どっちかというと 地味なのが 多い
胴体の大きい割には、翅がこぶりや
今度会ったらすぐわかるやろ
またな

投稿者プロフィール

久留飛克明
久留飛克明昆虫科学教育館 館長
積極的に小学校やフィールドにおける昆虫教室などの活動に取り組み、ラジオ番組のほか、テレビ番組をはじめとするメディアでも活躍している。