もうすぐ寒い冬になります。昆虫たちはどのように冬を越えるのでしょう。
あれだけ多く鳴いていたセミは、木の枝の中で卵で過ごすものや、土の中で幼虫で過ごしています。
オンブバッタは、卵で過ごします。
変温動物な昆虫たちは、活動が少なくなり、春の芽吹きを待っています。
アゲハチョウは、蛹で冬を越えます。もうすぐ蛹になるはず
寒い冬を越えるためにいろいろな形をしているのですが、マイナスなことばかりではないのです。
成虫の役割は、交尾相手を見つけて、次の世代を残すことです。
そのためには、短い成虫時代に相手を見つけることが大切
春に一斉に羽化することは、とても有効なことです。
そのために冬を利用しているとも思えます。

投稿者プロフィール

久留飛克明
久留飛克明昆虫科学教育館 館長
積極的に小学校やフィールドにおける昆虫教室などの活動に取り組み、ラジオ番組のほか、テレビ番組をはじめとするメディアでも活躍している。