イチモンジセセリは、チョウのイメージからちょっと違う。かといって夜に活動する蛾のようでもない。蝶の口のことを吻と言って丸めた管をストローのように伸ばして花の蜜などを吸う。翅もそれほど大きいわけでもなく、直線的に飛んでくる。
一文字とは、翅の白い紋の形からきている。イネ科の植物を幼虫が食べて育つため、農家からは嫌がられるとあるが、ニュースになるほどではないようだ。

花に止まっているところをみたことあるやろ
地味な色で、まるまっこい体形 力強くおもうやろ
飛んでいる時ぱちぱちって 音がするんや
これから秋にかけて 見ることができるちょうやから
観察してみてや

投稿者プロフィール

久留飛克明
久留飛克明昆虫科学教育館 館長
積極的に小学校やフィールドにおける昆虫教室などの活動に取り組み、ラジオ番組のほか、テレビ番組をはじめとするメディアでも活躍している。