ダンゴムシは、丸くなります。
刺激をすると丸くなり、しばらくすると動き始めます。
移動速度を測るとオス、メス,産卵前のメスの順に遅いとの研究があります。
お腹に卵を孵化まで抱えているメスは遅くなるのでしょう。

丸くなる昆虫に、マルゴキブリという種類がいます。
しかし、オスはいつも見慣れたゴキブリの形をしています。

また、ワラジムシは丸まらないですが、ダンゴムシより歩く速度が速いのです。
その代り、殻がやわらかいようで、外骨格を作るための材料を取ることが少なくていいといいことにもなります。

自分の身を守るには、食べたエネルギーをどこに使うかは、とても大切です。
繁殖のためか維持するために使うのか、寿命との兼ね合いがあります。

そのバランスの上で、生き物たちは生きていると考える科学者もいます。

投稿者プロフィール

久留飛克明
久留飛克明昆虫科学教育館 館長
積極的に小学校やフィールドにおける昆虫教室などの活動に取り組み、ラジオ番組のほか、テレビ番組をはじめとするメディアでも活躍している。