11月18日(日)の午後13:00頃、いつも通り、お気に入りのおもちゃのネズミ(名はチュータロー)と遊び走り回っていた”まろん”でした。突然「ウッ」という声が聞こえたので、デスクから振り返ると”まろん”が目を開いたまま、動かず横たわっていました。うろたえ、パニックになり、どうしらいいかわから病院に電話して獣医さんに来てもらおうとしましたが、お留守でした。当日は紅葉見物で、タクシーもなく病院に行く余裕がない容態でした。我に返り、ぐたっとなった”まろん”を見て、心臓発作ときずいた私は、心臓マッサージと”まろん”の口を開け息を吹き込んでの蘇生を試みました・が、息を吹き返してくれませんでした。生き物が好きで将来の夢は獣医だったのに・・私は、パニックになって冷静さを失った時間を・助けられなかった自分を・責めました。箕面の昆虫館前に捨てられていた”まろん”を保護して5年、2年間は昆虫科学教育館で一緒に暮らしましたが、人が好きで、だれでもついて回る性格の穏やかなふわふわの、おおらかな、誰からも好かれるニャンコでした。一週間泣き続け今も思い出し、心細く、寂しい毎日ですが・・でも、いつまでも泣いてると”まろん”が心配しますよね。”まろん”の写真ギャラリーを玄関に作っています。見てあげて下さいね。”まろん”も喜びます。皆さま、かわいがっていただき、ありがとうございました!

 

投稿者プロフィール

古橋紀子
古橋紀子
長年、箕面公園昆虫館のバタフライガーデンの運営を担当し、非常に困難な南方系の様々なチョウを年間を通じて飼育、放蝶させ、また他の施設では成功しなかった種類のチョウの累代飼育を成功させた昆虫飼育のプロの学芸員である。