アシナガバチの作る巣は、見事な形をしている
材料は、木の表面を齧ったパルプ
色々なところでかじって集めてくるせいか、縞模様をしている。
形は六角形、無駄がない形と言われている。
越冬から覚めた女王バチが造り始め、やがて働きバチを育てて家族を作る
図面もないのだが、頭の中にそのプログラムを引きついている
やがて、来年の女王を育てて、その巣を捨て越冬にはいる
作った巣は、捨ててしまう。
こうして、彼らは次の世代と交代する
巣の役割は、子育てのためであり、自分たちを守るわけではない。

投稿者プロフィール

久留飛克明
久留飛克明昆虫科学教育館 館長
積極的に小学校やフィールドにおける昆虫教室などの活動に取り組み、ラジオ番組のほか、テレビ番組をはじめとするメディアでも活躍している。